「神様のカルテ」の深川栄洋監督が、ミドル世代に差し掛かった俳優と脚本家の夫婦が様々な問題に葛藤する姿をユーモアを交えて描いたヒューマンドラマ。深川監督が2つの自主制作映画を「sideA」「sideB」として連続公開する「return to mYselFプロジェクト」の「sideA」にあたる作品で、妻で俳優の宮澤美保との結婚後3年間に起きた出来事をベースに撮りあげた。 子役時代は売れていた42歳の俳優・佳奈と、50歳の脚本家・祐司。2人は2年前に結婚し、祐司の母と同居している。これまで積極的に子作りを意識してこなかった2人だが、家族会議で不妊治療を始めることを決める。そんな中、佳奈の父が難病指定のALSを発症。ストレスを募らせた佳奈は、祐司の母との折り合いが悪くなっていく。 妻・佳奈役をモデルとなった宮澤が自ら務め、「黒い家」の桂憲一が夫・祐司を演じた。